フィリピン4コマ日記、前田ムサシ著(PHP)を読む。
著者とフィリピン妻との日常の生活を四コマにしたものだった。
フィリピンの日常生活が描かれていて面白かった。
ドゥエンデという子供に憑りつく小人の妖精、
ティクバランという常に葉巻を吸っていて頭が馬で体が人間の妖怪は人を道に迷わせるらしい。
ちょっと、柳田国男の遠野物語みたい。
きっと、病気や不可解な出来事を理解可能な領域にもってくるために妖怪が方便として利用されているのだろう。
ああ、あいつの頭がネジがゆるんで
フィリピンにはサリサリと呼ばれるバラ売りの専門店があり
タバコ1本、卵1個単位で買えるそうだ。
すげなぁー。日本には無い発想だなぁー。
しかも、雨が降るとその日は自動的に仕事が休みになるらしい。童謡のカメハメハ大王みたい。
あとはお金があれば散々、宴会してたり、食事時に見ず知らずの他人も混じってたりとか。
なんか、いい感じがする。
仕事がなくて、金もなくて、一人でアパートでゴロゴロしてるのは日本人の僕にとって精神的には決して楽ではないけど
周りの人たちも、みーんな仕事がなくてゴロゴロしてるのなら、精神的にも楽かもしれないなぁーとも思う。